水虫を家族にうつさないために
こんにちは。
松戸駅前、みやた皮膚科クリニックの院長、宮田です
患者様から「水虫はいつまで靴に残るのでしょうか?」という質問を受けることがあります。
皆さんも危惧されるように、ご家族の方に足水虫の患者様がみえると
足水虫から床やバスマットに水虫菌(正確には白癬菌)が付着
↓
健康な足のご家族が歩き、水虫菌が足に付着
↓
24時間または12時間以内に皮膚の中に入り込み、水虫になってしまう
このような順番で、ご家族内に水虫が広がることになります
さて、患者さまからの「水虫はいつまで靴に残るのでしょうか?」という質問ですが、
湿ったところを好みますので、環境によって異なるようです。
ある実験では以下のようになっています。
・長靴 6か月
・靴下 3か月
・サンダル 1か月
また、一般的には
・乾燥していると数週間
・湿っていると数か月
と言われています。
少なくとも家庭内で水虫対策をするとすれば
・こまめな掃除機掛け、床やスリッパを濡れタオルで拭く
・バスマットやスリッパの共用を避ける
・なるべく同じ靴は履かないで乾燥させる、長靴などはタオルで靴の中を拭く
なお、足水虫の患者様が踏んだバスマットを、他の複数人の人が踏んだところ
ほぼ全員に水虫菌が付着したとのことです。
付着=感染(菌が皮膚の中に入り込み増殖する)とは違いますので、
付着した足は、できれば半日、遅くとも1日以内に水や石けんで洗い落とすことが大切です。
これにより水虫にならずにすむ可能性が高まります。
水虫は痒くないことがほとんどで、日本人の4人に1人以上が水虫ではないかと言われています。
足の皮がむける、指の間が白いなどの症状がありましたら、最寄りの皮膚科で相談されてみてはいかがでしょうか?
2013年9月23日 (月曜日) | リンク用URL


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